コラム

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スタッフコラム


避難所等でのいびき対策について

2024年1月1日に発生した、石川県能登地方を震源とする能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 また、被災者の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。

被災地における睡眠時無呼吸症候群やいびき対策について

被災地におかれましては、避難所での生活を余儀なくされている方々、また停電により電源の供給を受けられない方が大勢いらっしゃると聞いております。道路が寸断されていて、親族であっても被災地に物資を届けることが難しいと伺っております。

こうした状況で、睡眠時無呼吸症候群の方の中には、電源が確保できずにCPAPが使えない方もいらっしゃると思います。

また、睡眠時無呼吸症候群ではないけれどもひどいいびきで悩まれ、避難所での生活で周りの方に迷惑をかけてしまうのでは、と悩まれている方もいらっしゃると思います。

はじめにお断りしておかなくてはなりませんが、CPAP(シーパップ)と鼻チューブは全く違うものです。CPAPにしかできないこと、鼻チューブしかできないことがあります。この記事では、切迫した状況における一時的な代替手段として、「鼻チューブができること」をお伝えします。ひとつの対処法として知っていただきたく、絶対に用意したほうがよいという内容ではありませんのであらかじめご了承ください。

鼻チューブ の写真

・電源が不要
 停電時や電源の確保が難しい避難所などでも使用が可能です。
・持ち運びが楽
 1個ずつアルミパウチされており、薄くて軽いのでかさばらず持ち運びも容易です。非常用持ち出し袋に入れても他の荷物のじゃまになりません。
・使い方が簡単
 アルミパウチの包装から取り出したら、鼻腔に挿入するだけ。簡単な手順で装着が完了します。また、装着後も目立ちません。
・静か
 モーターなどがなく駆動音が発生しないため、大勢がいる中や公共の場所でも音を気にせずお使いいただけます。
・使い捨てなので、安心、衛生的
 一回お使いになるたびに使い捨ていただくディスポーザブル製品です。一般医療機器として認められており、安全に注意をはらい開発・製造されています。製品は電子線で減菌されておりますので安心してお使いください。

万が一の時のために備えを

地震に限らず、台風なども、残念ながらいつ自分の身に災害が降りかかってくるかはわかりません。
ひどいいびきや睡眠時無呼吸症候群などの症状がある方はぜひ備えとして避難持ち出し袋の中に入れていただけると安心です。
ただし、鼻チューブも使い方はシンプルとはいえ、いざという時に初めて使うのはおすすめできません。鼻に入れたときに鼻水が出る、むず痒いなどの初期反応が2、3日出ることが多いためです。
もしもの時のために、一度平時にお試ししていただくことをお勧めいたします。

被災地域の一日も早い復興をお祈りいたします。

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