コラム
鼻通りの気になるシーズン到来
春の到来とともにやってくるあいつ
寒い冬が終わり、暖かい春がやってくるのは嬉しいですが、悩まれている方も多いスギ花粉もやってきます。既に私の周りでもだんだん目のかゆみや鼻がムズムズするなどの症状が出始めてきた人も…北海道生まれの私は、東京に出てきて初めて花粉症になり、既に20年以上が経ちます。年々花粉の量が増えてるんじゃないかと思うくらい、つらい季節です。
マスクが手放せないこの時期ですが…
そのようなわけで早めに病院が混む前に早速行ってきました。実は今年は暖かいのか、1月から花粉が飛んでいる感じがしていました。そして花粉症対策と言えば、マスク。近年マスクをしている人を通年見るようになりましたが、春は特に多いですね。マスクをすると口呼吸が多くなる気がするんですよね。どうもすっきりしない毎日です。「他人や自分の健康を守るはずのマスクには鼻・口・喉を潤す効果がある。しかし外気を取り入れ鼻全体をマスクの外に出さない限り、「鼻呼吸」のみでは暑くて苦しい。つまり、長時間マスク使用者は、隠れた「口呼吸」者なのだ(論文ではa mouth breather in daytime [MBD]、すでに世界的用語だ※)」といわれています。マスクをすると呼吸が浅くなって口呼吸が増えて、ハアハアするなぁと思っていたのは間違いではありませんでした。
実際、マスクをしているとマスクの繊維が邪魔をして、鼻に空気を取り込もうとするときの抵抗(気道抵抗といいます)が増えてしまい、鼻が十分な空気を吸えなくなります。そのため、口を開いて口からも空気を吸い込もうとします。
また、マスクをして鼻呼吸をしていると鼻に熱がこもりがちになり、体が何とか熱を逃がそうとして反射的に口を開けて息を吐いてしまうようです。
口呼吸をすると、鼻というとても重要なフィルターを通らなくなるため、ウィルスが直接体内に入って風邪をひきやすくなったり、といろいろ厄介な問題を引き起こします。
※新潟労災病院 ろうさいニュースより
http://www.niigatah.johas.go.jp/about/archives/2015-08.html
改めて確認。「気道を確保し呼吸をサポート」の意味
花粉が飛んでいる外に出たくないのが本音ですが、そういうわけにもいきません。ですからマスクは春の必須のアイテムです。そのため、鼻呼吸をサポートするため昼にも鼻チューブをしています。
鼻チューブは連続で10時間以上の使用はできませんが、使用タイミングは寝る時のみ、と限定されているわけではありません。鼻チューブを使うことで、鼻での呼吸がしやすくなりマスクの中で口呼吸をすることが減りました。さらにマスクをすれば鼻チューブをしているのは全く周りからは気づかれません。花粉も防ぎ、鼻チューブをしているのを隠してくれるマスクはまさに一石二鳥の存在です。
この春は昼も夜も快適に
個人的には眼から鱗の対策でしたがとても快適です。起きているときはマスクをしている時に鼻呼吸がしやすくすることが目的ですので、いつもより短いサイズを使用しています(処方指示書の内容に従いましょう)。夜はいつものサイズを使用し、空気清浄機をかけて、加湿器をつけて寝ます。この対策をするまでは、眠りが浅くなりトイレに何度も起きたり、口呼吸をしているせいで口の中はカサカサに乾き、そのせいで口臭は自分でもわかるくらいひどく、枕はよだれでベタベタになってました。
鼻チューブを昼も使うという方法に気づけたおかげで、これまで辛かった春がだいぶ楽になりました。本格的に花粉シーズンに突入する前に、ぜひ皆さんもご自身を守る準備を整えておいてくださいね。
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