コラム
鼻の乾燥に注意!いびきを減らす鼻の保湿方法とは?
えっ?部屋の乾燥がいびきに悪い?
冬は太平洋側を中心に乾燥する時期。肌荒れ対策や風邪対策、いろいろとしなければいけない季節です。
加湿器を設置している方も多いのではないでしょうか?
が、じつはこの部屋の乾燥、いびきにもあまり良くないのです。正確には、部屋の乾燥による鼻の乾燥、が良くないのですが。
鼻の乾燥はいびきにも悪影響!
鼻腔の表面は薄い粘膜で覆われていますが、水分がちゃんとあると粘膜が潤い、鼻の奥にある繊毛と呼ばれる細かい毛が一定のリズムでウイルスや花粉などの不純物を押し出すとともに、空気を奥に運んでくれます(粘膜繊毛運動)。
しかし、水分が足りないと気道内の粘液が減ってしまい、粘度があがることで繊毛の動きが鈍くなってしまうのです(ドライノーズ)。そうすると、ウィルスや花粉などの不純物が押し出されず、さらに空気が奥に運ばれにくくなってしまいます。
その結果、不足する空気を口からも取り入れようとして口呼吸になってしまう、というわけです。
口呼吸の悪影響についてはこちらに書いてありますが、口呼吸をすると喉が乾燥して痛くなってしまうほか、舌が奥に落ちていびきをかきやすくなる、という悪循環に陥ってしまいます。
また、うまく取り除けなかったウィルスや花粉などの不純物によって鼻粘膜が炎症をおこし、鼻づまりが起こりやすくなります。その結果いびきをかきやすくなります。
鼻の乾燥(ドライノーズ)を防ぐには?
鼻の乾燥(ドライノーズ)を防ぐには、とにかく鼻の周りを保湿することが大切です。
鼻の乾燥を防ぐ第一の方法として、部屋を加湿しておくのがおすすめです。だいたい50%~60%くらいに保つとよいようです。
こちらは鼻を直接保湿する方法です。とても原始的な方法ですが、肌の保湿と同じ要領で鼻の粘膜も保湿することができます。
ワセリンを綿棒などに塗って、そっと鼻の中に入れて優しくグリグリとすると、思いのほか効果を実感できると思います。そこまで入れるのが怖い方は、鼻の入り口だけでも試してみてはいかがでしょうか。
2.と同じ要領ですね。いろいろなメーカーから保湿スプレーが発売されています。オイルは馬油やセサミオイル、ホオバオイル、アマニ油など、昔から保湿用に使われてきたものを使うとよいようです。(ちなみに私は馬油が好きです)
マスクをすると自分の吐く息による湿気で鼻の保湿ができるためおススメです・・・と書きたいところですが、普通のマスクをすると、口呼吸を促進してしまうことがあり、注意が必要です(こちらで説明しています)。
なお、鼻が乾燥しているときは、先ほど述べたように鼻づまりを起こしやすくなっているため、鼻づまり解消対策をすることもお勧めです。鼻づまり解消法についてはこちらの記事をご覧ください。
鼻のトラブルからくるいびきにはナステントがおすすめ
鼻チューブは、柔らかい医療用のチューブを鼻に挿入することで、物理的に空気の通り道を確保する医療機器です。このチューブによって、鼻づまりや、鼻の奥にある柔らかい部分(軟口蓋)の落ち込みによって狭くなった気道を、物理的に広げることができます。
この鼻チューブを挿入することで、睡眠の質の改善、鼻呼吸の促進、いびきの改善などにつながります。
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