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どんないびきが危険?いびきの種類と見分け方

そのいびき、危険かも!?

「上気道が狭くなって、空気が通るたびに喉(のど)の粘膜が震える振動音」これがいびきのメカニズム。でも、そのいびき、放っておくと危ないものとそれほど心配のないものがあるのです。

それでは、いびきの中でも「危険ないびき」とはどんなものなのでしょうか?

1.閉塞性睡眠時無呼吸症候群を発症している場合

・寝ている間は寝入りばなから朝起きるまで、いびきの音量は大きい(ガーガーといびきをかいている)
・たまに静かな時があり、呼吸が止まっている(カッカッという変な音とともに呼吸が止まる)
・静かな時の後に「ガガッ」という大きな音とともにいびきが再開する

この場合は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を発症している可能性があるため、放っておくと危ないです。心臓病や脳梗塞、糖尿病など重大な病気の要因になるため、こういういびきの特徴がある時は、迷わずお医者さんに診てもらうことが大切です。

2.なにか重大な病気を引き起こしている場合

・普段はいびきをほとんどかかないのに、突然大きないびきをかきだした
・異変に気付いて声掛けしても目が覚めず、返答がない

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を発症した場合には、舌の付け根が奥に落ち込み、睡眠時無呼吸症候群と同じように気道を防いで大きないびきをかくことがあります。この場合には意識障害を起こしていることが多いので、声掛けをしても返事がないようであれば救急対応をすることが大切です。

いびきには3種類ある

まずは「危険ないびき」についてみてきましたが、いびきには大きく分けて3種類あります。それぞれ見ていきましょう。

1. 単純いびき症

いびきの症状が主で、睡眠中の呼吸の停止や、日中の眠気などを伴わないものです。疲労やストレス、風による体調不良、飲酒、鼻づまりなどによって引き起こされることがあります。
このように、いびきをかく因子がある程度明確にある場合が多く、その要因を除去すればいびきをかかなくなるような状況。
健康面へのリスクがそれほどないため、音の問題を除けばそれほど心配はないものです。

2.上気道抵抗症候群

いびきが習慣化している状態です。単純性いびきと明確な境界があるわけではありませんが、習慣的にいびきが見られるものの、無呼吸や低呼吸は見られないような状態を指します。
上気道の狭窄があり、酸素を取り入れるために強い力を必要とするため(体が頑張って空気を取り入れようとするため)、いびきが大きくなるとともに睡眠の質が悪くなります。そのため、日中にだるさや眠気を感じることがあります

3.閉塞性睡眠時無呼吸症候群

先ほど見た、「危険ないびき」の代表的なものです。2.における上気道の狭窄がよりひどくなると発症します。寝入りばなから起きるまで「ガーガー」というヒドイいびきと呼吸の停止を繰り返している状況です。「カッカッ」という変な音とともに呼吸が止まり、「ガガッ」というとても大きな音とともにいびきが再開する、ということを繰り返します。その過程で自分の音で目が覚める、ということもあるようです。

呼吸が止まったり、上気道の閉塞が強くて十分な酸素を体内に取り込めないため、低酸素状態になります。
そのため、起きている間もだるさを感じたり、眠気を感じるといった自覚症状を伴うことが多いようです(ただし、自覚症状がない場合もあります)。

まとめ:上気道抵抗症候群と睡眠時無呼吸症候群は放っておかない!

たまにかくいびきくらいであれば放置しておいても健康面でのリスクはあまりありません。
しかし、習慣性のいびきの場合は、音による周囲への迷惑だけでなく、自分の体のコンディションにも影響が出てくるので、放っておかずに対策をすることが大切です。
睡眠時無呼吸症候群は、心臓病や脳梗塞、糖尿病などの重要な病気を引き起こす原因となるため、早めの対処が必要です。

習慣化したいびきにはナステントで対応

鼻チューブは、柔らかい医療用のチューブを鼻に挿入することで、物理的に空気の通り道を確保する医療機器です。このチューブによって、鼻の奥にある柔らかい部分(軟口蓋)の落ち込みによって狭くなった気道を、物理的に広げることができます。 この鼻チューブを挿入することで、睡眠の質の改善、いびきの改善などにつながります。

※ただし、下の付け根の落ち込みにより閉塞性睡眠時無呼吸症候群を発症しているような場合には、チューブが物理的に落ち込み箇所に届かないため効果が限定的な場合があります。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、医療機関の診察をお願いします。

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