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【実体験記】ノーズピン(鼻腔拡張器)の効果をいびきアプリで計測してみた

いびきグッズレビュー第4弾はノーズピン(鼻腔拡張器)!

スタッフのJです。 今日はいびきグッズレビュー第4弾として、ノーズピン(鼻腔拡張器)を取り上げたいと思います!

このアイテム、ナステントと同様鼻に挿入するもの。しかも、医療用シリコンでできています。率直に言って、気になる~!



今回いびきの測定に使っている「いびきラボ」についは、こちらをご覧ください。

ノーズピン(鼻腔拡張器)ってどんなもの?

ノーズピン(鼻腔拡張器)は、鼻の入り口にシリコンでできたコーン状のものを挿入し、鼻の入り口を内側から広げるもの。

ブリーズライトが鼻の上にテープを張ることで鼻の入り口を外側から広げるのに対して、こちらは鼻の入り口を内側から広げようとするものです。

鼻の中に入れる器具という意味では、当社のナステントにも近いものがあります。これはナステントの競合か?それとも兄弟か?!

結果が気になります。が、まずはノーズピン(鼻腔拡張器)を買って、使ってみるところから行きたいと思います。



ノーズピン(鼻腔拡張器)を使ってみる!

今回使ってみたノーズピンは、Amazonで売っていたもの。Amazonでは数多くのノーズピンが売られていますが、これは価格が2,000円以内。比較的手が出やすい価格です。



手のひらサイズよりちょっと大きな袋に入っています。

開封します。



中に入っている説明書のようなものの表紙。医療用シリコン使用と書いてあります。

効果として「鼻詰解消」「いびき緩和」「安眠」と書いてあります。安眠のところには注釈があり「鼻孔拡張により空気の流れを確保し、安眠へ促します」という注釈が書いてありますが、印刷が一部切れていて「たぶんそう書いてあるのだろう」ということしかわかりません。

製品はどうなっているでしょうか?



なんと、4つの異なるサイズのノーズピンが2つずつ、合計8個も入っています!これはお得そうです。

そしてプラスティックの専用ケース。なかなか携帯性もあり、便利そうです。

使い方を見てみます。先ほどの紙の裏を返すと使用方法が書いてあります。



「使用前のご注意」が書いてあります。新品特有のニオイが強い場合がある、その場合にはぬるま湯で洗って1~2日陰干ししてください、とのこと。

驚きなのは、奥まで入らない場合、「ご自身の鼻の形状に合わせ、フィット感を確かめながら少しずつカットしてください」と書いてあること。大丈夫なんでしょうか?

余談ですが、当社の製品「ナステント」のお客様でも、「長さを合わせるためカットしました(が、痛くて入りません)」という方がちらほらいらっしゃいます。もしかすると、以前このようなノーズピンを使われていた方が、その連想でナステントもカットしてしまうのかもしれません。ナステントは先端を鼻の奥まで入れる医療機器であるため、先端の形状が非常に繊細なカーブになっています。決してカットして使ったりはなさらないでくださいね。

さて、ひとしきり驚いたところで、使ってみたいと思います。

まずはサイズ選び。前述のように、4種類あります。



小さいほうから2番目を選びます。



ひらひらしたものは「バリ」でしょうか。ちょっと大きいですが、使用上は問題なさそう。

ノーズピン(鼻腔拡張器)を使ってみる!その2

が、ここで問題。実際に入れてみると、かなり鼻の穴の裏側を刺激してきて、鼻水が止まりません。くしゃみも出てきます。

鼻の入り口であってもなかなか刺激は大きいのだと感じます。特に先端が鼻の奥の出っ張ったところをこちょこちょするみたいで何ともくすぐったくて辛い。

残念ながら初日は15分で断念。ナステントも慣れるまでの2日、3日間はどうしても反射が出てしまうので、仕方ないと諦めます。

しかし、2日目もどうもうまくいきません。そこで思い立ったのが先ほどの「先端のカット」。

ひとつ大きいサイズに変更し、先端をカットしてみました。



カットしたものと、その前に使ってみたものを並べてみました。だいぶ短くなっています。



しかし使用上問題ないとはいえ、すごい大きさのバリです(しつこい!)。除去する工程がないのでしょう。。。

入れてみると、先端が鼻の奥をこしょこしょする問題は少し軽減されました。

ただし、快適かといわれると、明確に不快です。このまま夜寝るのは正直、しんどいかもしれません。

ノーズピン(鼻腔拡張器)をした日としない日でいびきスコアに差が出るか?

ノーズピン(鼻腔拡張器)をした日としない日でいびきスコアに差が出るか?比べてみました。

いびきに効果があるのか、それともあまり効果がないのか、どっちでしょうか?

※註:これらのデータは現在進行中の実験のものです。記事を書いた時点での最新のデータを用いているため、「対策なし」のデータ等、記事ごとに数値が異なっている場合があります。ご了承ください。



  • 対策なし:32.2
  • ノーズピンあり:32.7


  • 微妙です!

    営業妨害ではありません。

    ちなみに、飲酒の有無、睡眠時間、大きないびきの継続時間等のデータについては、比較するほどサンプルが取れませんでした。

    というのも、どうしても鼻の穴にこの器具を挿入するとくしゃみが出てしまい、だんだん夜を迎えるのが恐怖になってしまった結果5回でギブアップしたからなのでした。

    たぶん個人差が大きいのだと思います。合う人には合うと思うので、ぜひ継続使用されている方はそのままお使いいただければと思います。

    個人的な感想:製品のいいところとそうでもないところ

    良いところ

  • 価格が安く手軽に手を出せること

  • 扱いが容易で訓練が必要ないこと

  • なんとなく鼻の通りが良くなった気がすること(寝る前限定)

  • そうでもないところ

  • 刺激が強く、個人的には長時間挿入しているのがつらいこと

  • 残念ながら私にはいびき軽減の効果はみられなかったこと


  • じつは、いびき対策の効果については、あまり期待はしていませんでした。なぜなら、いびきが起こる箇所(つまり気道が狭くなる場所)はもっと奥、のどちんこの辺りにあるからです。そこを広げないといびきは減らないはずです。

    いびきは、空気が気道の狭いところを通るときに周りの器官が震えることによって生じる音です。気道の広い部分をいくら広げても、残念ながらいびきは減らないのです。

    いびきをかく仕組みを説明する図

    そういった意味で、いびきのスコアについてはある意味納得の結果が出たのかな、と思います。

    一方、日中の空気の通り道の確保には一定の効果があるかもしれません。上の図にもあるように、鼻の入り口は相対的に狭く、そこを広げてやることで空気の流れがスムーズになるからです。日中であればのどちんこの辺りも筋肉が緊張しており、狭くなっていません。

    したがって、鼻の入り口が少し広がることで、日中の運動の時に少し呼吸が楽になったり、鼻詰まりが緩和される可能性はあると思います。

    まとめ

    いびきスコアについてはノーズピン(鼻腔拡張器)をした場合と何も対策をしない場合と比較してほぼ変化なし、という結果になりました。

    個人的には鼻腔に器具を入れるときの違和感が大きく合いませんでしたが、鼻に貼るテープに効き目を感じる方は試してみる価値があるかもしれない、と思いました。

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