コラム



スタッフコラム


2019年を振り返って

はやいもので2019年もあとわずか。今年最後の「いびきの話」コラムになります。2019年といえばやはりラグビーが話題になった年でした。というとよく目にするテレビ番組の総括のようですね。ナステント株式会社として6月にスタートして約半年。たくさんの方にご迷惑、ご心配をおかけしました。今、この年をなんとか終わることができ、感謝申しあげます。

ラグビー写真

私たちスタッフは、ちょうどあの大会の時、調布に頻繁にお邪魔しており、サポーター、スタッフ、選手の熱をまさに目のあたりにしました。様々な名シーンがあったこの大会ですが、このコラムを書いているスタッフKが一番心を揺さぶられたのは、ニュージーランドのハカでもなく、南アフリカ戦の激闘でもなく、五郎丸 歩氏の大会前の言葉でした。
ご存じの方も多いと思いますが、開幕100日前イベントの際に、優勝国を司会者から聞かれた彼は、「日本が優勝します」と高らかに宣言しました。その時、日本代表の大躍進を知らない会場からは笑いが起こります。そこで彼は「何で笑うんですか。本気です」と真剣に答えたのです。この時の彼の目に私は本当にしびれました。彼の本当の気持ちが伝わったからです。「人の夢は終わらねぇ!!!!」は黒ひげティーチの名言ですが、私はその前の「笑われていこうじゃねェか 高みを目指せば出す拳の見つからねェケンカもあるもんだ!!!!」の方が好きだったりします。人の心を動かすことは、その行動なのだと強く感じました。

知的好奇心は恐怖を上回る

さて、6月にナステント株式会社となり、すぐに取り組み始めたのはナステント体験会やナステント外来などのイベントでした。過去のように全国で開催することはできませんでしたが、お客様と直接お話をする機会を増やし、あらためて「知っていただき、体験いただく」という原点に戻ることを重要視しました。各回で思わぬ励ましの言葉をいただいたりなど、とても勇気づけられました。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございます。
上気道を確保するために鼻からシリコンチューブを挿入するナステントは、そのわかりやすさ故に驚かれることがよくあります。しかしながら、皆様それぞれのお悩みを聞き、たくさんの方にこの鼻チューブをフィッティングをさせていただいていると「変わっている」という拒絶よりも、どんなものなのだろうか、どんな感じのものなのだろうかという「知的好奇心」の強い方が多いと感じました(もちろん体験会に来られているので本当にだめな人はいないと思います)。鼻腔の構造やナステントの説明に興味津々で聞かれる方が多く、最初は「やっぱりだめ」と尻込みをしていても、2回、3回とフィッティングをされる方が本当に多いのです。

ビックプレーには勇気が必要

またラグビーの話に戻りますが、私は「チャージダウン」というプレーが大好きです。パントキックするキッカーに突進してブロックするこのシンプルなプレーは、細かいライン取りやフェイント、両手をあげることで相手キックのコースを絞るという考えられた結果の賜物です。そして相手が蹴ったボールから顔を守ることができない状態なのに突進する勇気に私は心を揺り動かされます。そしてこのプレーは、決まると大きく試合を動かすこともあるビックプレーなのです。

覚悟ともっと熱量を

ナステントは上気道を確保するという「結果」を導くことを目的としたデバイスです。実はナステントのシルエットはシンプルですが、その描くカーブは鼻腔に沿う形で設計されています。するっと鼻に入るように潤滑剤も用意されています。そして使う方は(特に最初の頃)鼻に何かを入れるという恐怖に打ち勝たないといけないのです。実際私はナステントをきちんと挿入するのに3日間かかりました。ナステントをするということは、勇気を持って結果につなげるこの「チャージダウン」とまさに同じなのです(大げさ)。

最後にぜひ近畿大学で行われた素晴らしいスピーチをご覧いただければ、この熱かった2019年をきれいに締めることができるのではないでしょうか。

発信、受信の環境はどんどん変わってきています。これまでは発信する側に注目されていましたが、受信する側も急速に成熟してきているように思います。もっと暑苦しいくらいの情熱をもって良いのではないだろうか。正しいことを、その場にあった形で提供すれば熱量は必ず伝わる。もっとアクティブに、もっとエクストリームな2020年にしたいと思います。ナステント株式会社のチャレンジにご期待ください。