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いびきは健康リスクのサイン?いびきの原因と対策ガイド

あの夜中に響く不協和音、あなたもパートナーもうんざりしていませんか?

多くの人が「いびきって鼻が詰まって息するときの音でしょ?そんなに大したことないんじゃない?」と思っているかもしれません。でも、実はそんなに簡単なことではないんです。ただの呼吸音だと思っていたその音、実はあなたやあなたのパートナーの健康をじわじわと蝕んでいるかもしれません。 この記事では、いびきが体に及ぼす意外な影響について詳しく解説します。そして、いびきを止めるにはどうしたらいいのか、いびきを治すにはどのように対処すればいいのかもお伝えします。自分の健康だけでなく、パートナーの健康にも気を配ることが大切ですので、ぜひ参考にしてください。

「いびき」っていったい何?

「いびき」は、呼吸をするときに気道が部分的に閉じてしまい、通過する空気が周囲の組織を振動させることで生まれます。そして、その結果として出るのが、うるさいと感じられる「いびき」の音です。
このいびきの音、パートナーや同居人にとっては寝ている間の迷惑な音でしかないかもしれません。でも、それだけじゃないんです!いびきは、夜間の睡眠を阻害するだけでなく、日中のパフォーマンスにも影響を及ぼす可能性があるんです。それにいびきが長期間続くと、心臓病や他の健康問題のリスクも高まると言われています。

だからこそ、いびきはただの音以上の問題。その解決策を見つけることは、自分の健康を守るためにもすごく大切なんです。
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【いびきが引き起こす可能性のある健康上の問題】

寝ている間に息が止まる?!睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心臓病のリスク
いびきをかいている人の中には、寝ている間に一定時間呼吸が止まってしまう、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という状態になっている人がいます。酷い人になるとなんと1分間以上呼吸が止まってしまう人も…呼吸が止まって再開するときに「んがぁーーー」と大きないびきが出ることが多いんです。呼吸が止まると身体に酸素が行きわたらないため、その分心臓に余計な負担がかかってしまい、心臓病のリスクが高まる可能性があるんです。SASは気づかないうちに進行してしまうことが多いので、いびきをかいているなら、一度専門家に相談してみる事をおススメします。

高血圧や脳卒中、それもいびきのせい?
いびきが原因で高血圧や脳卒中のリスクが高まることもあります。先ほど説明したようにSASが原因で酸素供給が制限されると、長い目で見ると脳にダメージを与え、脳卒中のリスクが高まるとも言われています。

眠りが浅くなる? それもいびきの影響?
いびきは自分だけじゃなく、一緒に寝ているパートナーの睡眠の質も下げてしまいます。いびきが引き起こす騒音はぐっすり寝るのを邪魔して、寝不足で昼間のパフォーマンスを下げてしまいます。さらに、いびきをかいている本人は寝ているようでもSASで呼吸が止まったりすると、血中の酸素濃度が下がってしまい、身体が十分に休養できていません。結果、長い目で見ると記憶力や認知能力が下がったり、心臓病や脳卒中のリスクが高まることもあります。 いびきが引き起こす可能性のある健康上の問題画像

【いびきの原因は何? 知っておきたいポイント】

いびきの原因を把握しておけば、対策もしやすくなります。
太っているといびきが出る?
太りすぎはいびきの主な原因になることがあります。体重が増えると首周りに脂肪がつきやすくなり、それが喉(気道)を圧迫していびきが出てしまうんです。特に、BMIが25以上の人はいびきが出やすくなると言われています。体重を適切に管理することで、いびきを防ぐことが可能です。

年齢といびきの関係
年齢を重ねると、いびきをかく可能性も高くなってきます。理由は加齢で筋肉が自然に緩んでくるからです。特に喉周りの筋肉が緩むと、軟口蓋や舌が後ろに落ち込み(舌根沈下)、気道が狭まってしまいます。これもいびきの大きな原因の一つです。
いびきを止める方法: 健康的な生活習慣の導入画像
鼻のトラブルがいびきの原因?
鼻の問題もいびきを引き起こす可能性があります。アレルギー性鼻炎や風邪、副鼻腔炎などがそれです。これらの問題は鼻腔が炎症を起こすことで上気道が狭まり、鼻呼吸を難しくします。結果口呼吸になってしまいいびきが発生してしまいます。
また、鼻中隔湾曲症などの構造的な問題も、いびきの一因となる可能性があります。ただし、これらの鼻の問題は自己判断で決めつけないで、耳鼻科の先生に聞いてみるべきです。特に鼻の形の問題は、正確な診断と適切な治療が必要なので、医療機関で診てもらうことを強くおすすめします。 いびきが引き起こす可能性のある健康上の問題画像

【いびきを止める方法: 健康的な生活習慣の導入】

いびきを止める方法はいろいろあります。でも、ほとんどの方法は健康的な生活習慣の中にあるんです。それでは、いくつか具体的な方法を紹介します。

体重管理といびきの減少
前にも言ったように、肥満がいびきの大きな原因のひとつです。だから体重をちゃんとコントロールすることで、いびきの頻度や強度を抑えることができるです。食事に気をつけて、定期的に運動をすることで、体重増加を防ぎ、いびきを止めるまたは軽くすることができるんです。

首と肩のストレッチ
首と肩の筋肉がカチカチにこわばってしまうと、鼻腔や気道の血行が悪くなって呼吸に影響が出てきやすいです。この筋肉をほぐすエクササイズがいびきの予防に効果的です。

◆首のストレッチ◆
首をゆっくり前後左右に動かします。単純なようですがこれで首の筋肉がほぐれて血行も良くなりますので、首の筋肉の緊張を和らげることができます。
◆肩のストレッチ◆
グッと肩を上げて(すぼめて)、ストンと下げます。これで肩の筋肉がリラックスして、首への血行も改善されるんです。

口腔エクササイズ(あいうべ体操)
「あいうべ体操」というのは、日本の耳鼻咽喉科医、佐藤康行博士が考案したいびき対策の口腔エクササイズです。これをやると、喉の筋肉が鍛えられていびきの予防や改善に役立つとされているんです。
では、具体的な手順を見てみましょう。

あ:大きな「あ」の音を出しながら、口をでっかく開けて舌を下に伸ばします。それに加えて、顎もできるだけ下に落とすように意識してみてください。
い:「い」の音を出しながら、口を閉じて舌を上蓋(口の中で上部にある部分)につけます。舌の先は上歯の裏側につけて、口の中を広く空けるようにするのがポイントです。
う:「う」の音を出しながら、唇を前に突き出して、口の中をなるべく狭くします。その時、舌は口底部に平行に保ちつつ、喉を広げるように気をつけてください。
べ:「べ」の音を出しながら、唇を閉じて舌を下に下げて、喉をリラックスさせます。
これらの動きを連続的にやって、各音節を5秒間キープするようにしてください。一日中何回も繰り返して、口周りの筋肉を鍛えることが大切です。そうすると、いびきの予防や改善につながると考えられています。さっそくやってみてくださいね!
いびきを止める方法: 健康的な生活習慣の導入画像

いびきの解決策としてナステントを!

ナステントは、緊急救命時の気道確保の手法を応用し、鼻に柔らかいチューブを挿入することで睡眠時の気道を確保し、いびきの軽減やいびきの防止を行うという発想で作られた一般医療機器です。

ナステントは、口蓋垂(のどちんこ付近)まで達することで、上気道の間に空気の通り道を確保。
睡眠時の鼻呼吸をサポートする事で、いびきの軽減やいびきの防止を行います。
万が一口蓋垂が落ち込んでナステントが潰れたり、ナステントの先が分泌物で塞がっても、ナステントと上気道との間に隙間ができますので、上気道が完全に閉塞してしまうことはありません。上気道に空気の通り道を確保することにより、いびきの振動音を低減させ、いびきの軽減やいびき防止に役立ちます。 いびきを止める方法: 健康的な生活習慣の導入画像

※舌が落ち込むことが原因で、気道が狭くなる又は閉塞する症状に関して、効果が低い場合があります

鼻のつまりや、上気道の閉塞をサポートするナステントは、まさに一石二鳥の存在です。具体的には下記のようなメリットがあります。 まず、寝ている間に鼻が詰まると口呼吸になりやすく、鼻が詰まっている箇所とは別のところでいびきが発生する原因となります。それ以外にも口呼吸は口の中が乾燥したり、口臭や歯周病にもつなががります。また、鼻を通さず空気をダイレクトに触れるので感染症のリスクも高まります。
もし「鼻いびき」に悩まれているようでしたら、ナステントを選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。もちろん鼻の病気は耳鼻科医に必ず相談してくださいね。

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