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Professional Interview 02.
トレーナー業界の第一人者
栗田興司が語る
呼吸から始まる睡眠へのアプローチ
パーソナルトレーナー 栗田 興司
最近、様々なシーンで使われるようになった「リカバリー」という言葉。皆さんもどこかで耳にしたことがあるのではないだろうか。
スポーツや医療の現場だけでなく、ビジネスシーンでも盛んに飛び交っているこの言葉について、独自の視点で研究を続けてきた男がいる。パーソナルトレーナーの第一人者、栗田興司氏だ。
まだ日本ではフィットネスがそれほど注目されてない頃から、パーソナルトレーナーとして活動を始めた栗田氏。「その人にあった目的を達成するサポートをしたい」と、数多くのトップアスリートの指導をする中で辿りついた答えが、リカバリーの重要性だった。今回、ナステントでは、リカバリーが、いかに我々の日常にとって大切なことかを探るべく、栗田氏に話を聞いた。
Professional Interview KURITA KOJI
呼吸から始まる回復。そして呼吸が睡眠の質を変える
- では、回復の効果を高めるためにはどんなことが必要なのでしょうか?
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我々は、何かをすれば、疲れます。お風呂に入ったり、食べたりするだけでも疲れるんです。呼吸ももちろん疲れます。考えてみると、私たちが一日の中で、最も繰り返し行っている動作が呼吸です。数にすると、人は1日で約25,000回もの呼吸をすると言われています。
例えば、それを肩や腰で呼吸していたら…。今から25000回、肩をあげたり、腰を反らせるトレーニングをしたら、肩や腰はパンパンになりますよね。でも、知らぬ間に、呼吸でそのような動作をやってしまっている人もいるんです。そのため、呼吸を「効率よく」おこなうことで、回復へアプローチが始まると考えています。そして「回復」を考えると最も重要なのが「睡眠」です。睡眠は我々が生きている中で、最も運動量の少ない行動です。そして、ご存知のように睡眠は唯一疲労を回復できる方法です。
睡眠の質を高めるためには、呼吸の質を高めることが非常に重要です。なぜならば、活動が最低限になる睡眠中も呼吸はし続けていますよね。だから「睡眠」を「呼吸」でコントロールすることが「回復」にとって非常に重要なんです。いびきは睡眠中の呼吸を妨げているというサインなんです。
- 呼吸の質が大切だということですが、質の良い呼吸法とはどのようなものなのでしょうか?
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安静時は、横隔膜を使い、不必要に首や肩や腰を使わないということです。人間の体幹の構造をざっくりというと、横隔膜より上が胸、下がお腹です。横隔膜はとても大きな筋肉で、横隔膜が働くと下方に下がり、肺の容量が増えて空気が入ってきます。一方で、お腹は腹圧によって膨らみます。これが吸うという動作。今度は横隔膜を緩めることによって肺から空気がでていき、お腹は元に戻ります。これが吐くという動作ですね。この繰り返しが基本的な呼吸の動作なんですね。呼吸時には、肋骨が収縮と拡張を繰り返しますが、背中が緊張状態で肋骨が広がったままで固まって動きに柔らかさがないと、肩や腰を使った呼吸になってしまいます。吸ったときにお腹が横に広がることが大切です。
「呼吸」という言葉にあるように、まず初めに呼気、ゆったりと吐くことから始めて、つぎに吐いた分を吸気する、というイメージで呼吸をします。呼吸というと吸うことを頑張りがちですが、きちんと吐くことが重要です。ストレス状態では吸いすぎになりがちです。そして何より重要なのが「鼻で吸う」ということです。口を開けた口呼吸を日常的に続けていると、舌の位置が後退してしまい、睡眠時のいびきや無呼吸症候群のリスクを高め、睡眠の質を低下させます。呼吸法には胸式や腹式がありますが、どちらもできるとよいのですが、共通しているのは「鼻で吸う」ということです。
取材中、横隔膜を使った呼吸を指導する栗田氏
- 1 トップアスリートは「スマート」であること
- 2 栗田氏が語るパフォーマンスを最大化する計算式
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3 呼吸から始まる回復。そして呼吸が睡眠の質を変える
- 4 睡眠時でも効率の良い呼吸をするためにできること
ナステント株式会社は、
睡眠を通じて最高のパフォーマンスを
発揮したいあなたを
サポートします
極限状態で瞬時の状況判断、決断、選択、実行を迫られるアスリート達が重要視している睡眠。睡眠中の気道を確保し呼吸をサポートする「ナステント®」を取り扱うナステント株式会社(以下ナステント)の実施した「アスリート支援プログラム」に選ばれたアスリートたちから寄せられたメッセージを一部お伝えします。
競輪:田村 武士氏
競輪のレースは3日連続であります。そのため毎レース1着を狙いながらどれだけ余力を残して勝ち抜けるかの駆け引きが必要なんです。そしてレース後は体力を少しでも速く回復させなければなりません。そのために睡眠は非常に重要な要素です。睡眠をしっかり取れると翌朝の目覚めとだるさが全く異なります。
また、競輪は特殊な競技で前日に4人が同室で過ごす必要があります。自分がいびきをかくと他の選手に迷惑をかけてないか気になってしまい熟睡できません。
逆に言うと、いびきをかかないということは、私自身も安心ができますし、周りの人の睡眠の質も良くなることに繋がります。
ナステントはコンディションをどう整えていくか大切な私にとって大切な存在となってくれると思います。
フットサル:高橋 美香氏 所属しているチームが全日本選手権で準優勝し、今年は日本リーグ優勝という目標を掲げています。私はチーム内でのキャリアが一番上になり、監督が行おうとしていることを下の世代に伝える役割と自身も選手として活躍する2つの役割があります。数年前まではがむしゃらに練習をして実力を磨いてきましたが、近年疲労がなかなかとれなくなってきていることが悩みでした。そのためリカバリーを司る睡眠についてはその質を改善するために様々なトライをしてきました。またパフォーマンスを考える中で鼻呼吸の大切さも認識しています。私はいびきをかかないですが、ナステントが睡眠時の気道を確保し鼻呼吸をサポートしてくれるきっかけをくれたことは、きっとこのあとのキャリアにも良い影響を与えてくれると思います。
スキーベースジャンプ:佐々木 大輔氏 スキーベースジャンプは、計画した滑⾛ポイントまで時には数⽇をかけて自分の足で登⼭した後、スキーで岩の間や急斜⾯を滑り、最後に崖から滑空するというスポーツです。山に登るために夜明け前に出発したりすることは、登山家の方には当たり前だと思いますが、寝不足等で睡眠の質が悪いと、スキーでの滑走時に突然現れる障害物を避ける判断や対応に大きく影響を与えます。登ってから飛ぶまで、そしてきちんと着地できるまで常にその時の最善を尽くすことができるよう平時から心がけています。ナステントのおかげで質の良い睡眠をとれるようになると何でもできると思うくらいポジティブになれます。
他にもたくさんのメッセージをいただきました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。
ナステント株式会社とは
睡眠を呼吸から考えるナステント株式会社 「睡眠時無呼吸症候群やいびきに対する新しい選択肢を提供し、人々の睡眠の質の改善=QOL(Quality of Life)の向上に貢献する」というミッションのもと、睡眠時の呼吸に対し、鼻に柔らかいチューブを挿入することで、呼吸時の鼻や気道の空気の通り道を内部から確保という斬新なスタイルで貢献する一般医療機器「ナステント」の製造・販売を通じ活動しています。人びとに質の高い睡眠を提供し、最高のパフォーマンスを実現します。